返報性の原理

返報性の原理というのを聞いたことがあるという方はいるでしょうか。
文字からだいたいの予想はできると思いますが、これは人間の良心に近い物でもあります。
人間は何かをされるとお返ししたくなる生物です。

返報性の原理

良いことでも悪いこともそうなのですが、人間の根本原理からすると感謝されることが非常に嬉しいという方が多いので、それを巧みに利用していくのが「返報性の原理」の効果です。
例えば本当に分かり易いものを例にすると、何か食べ物を貰ったとします。
それを貰うと、またお返しをしたくなります。

その連鎖を利用することが出来るのです。
マーケティングにおいてはまずはこの与えるということが基本となります。
「与える」とはなにを与えるのかというと、なんでも良いです。

有益な情報でも良いですし、コンテンツの資料でも良いですし、会員登録による特典などでも良いです。
それらを与えられることで、人間は「何かお返ししてあげたい」という心理が働くのです。

最近はこれらを利用した商法が多くなっています。
「今なら無料でもうワンセットついてきます」という通販を聞いたことがあると思います。

そうすると「もうワンセットくれるなら、購入して長く使ってみようかしら」となるのです。
もちろん例外もありますし、この効果については明確な基準や境界があるわけではないので、利用するのはコツがいるのですが、この心理を利用することが出来れば、非常に有効です。

顧客に有益な情報を提供すると、顧客が満足し、そのうえで商品を購入したりします。
これも一種の返報性の原理となるので、これらをいかにうまく利用するのかがポイントとなってきます。

返報性の原理を利用した例

ここからは様々な例をもとに見ていきたいと思います。
まずは、大手の携帯電話会社などがわかりやすいと思うので、そちらの例を出してみます。
携帯は今や誰もが使っているものですよね。

近年は様々なサービスも利用することが出来るようになり、そのサービスを利用して多くの方が満足しています。
そこで企業が新しい商品を出したりするとします。
すると「新しい商品が出たのか。いつもこの会社の携帯を使っているから、また使ってあげよう」という気持ちになるのです。

いわゆるリピーターの方の思考に多く、何か与えられると違った形で返していきたいという人間の心を使った方法なのです。
また、最近は関係のないタオルや扇風機などの特典などをつけることによって、さらにそういった効果を使っている会社もあります。

実は気づかないだけで、そういった効果を利用していることが世の中にはあふれているのです。
難しく説明してきましたが、人間の根本にある「良いことをすれば自分に返ってくる」という理論に近いです。